IWC史上最も価値ある時計、41mmの新型「フライウォッチ」を発表

IWCコピーは、常に圧倒的でタフなイメージを持ち、多くの人が「男らしい」時計ブランドの代名詞として認識しています。 その印象を大きく左右しているのが「パイロット・ウォッチ」コレクションです。 W&W 2021の閉幕に伴い、すべての新モデルがお披露目されました。 きらびやかな新製品の後光の下、この少し控えめな41mmの新作「パイロット・ウォッチ」は、私の中で最もIWCらしい時計です。

パイロット・ウォッチ IW388101

遥か昔に遡る伝説の歴史

なぜ、パイロット・ウォッチが最もIWCらしい時計だと思うのか? まず、「ブランドエトス」とは何かということについてです。 IWCは1868年にスイスのシャフハウゼンで誕生し、部品の製造や研磨を手作業で行うのが一般的だった時代に、いち早く機械化生産を取り入れました。 第二に、IWCは現在、主に男性用モデルを販売しており、女性用時計は「ポートフィノ」と「ダ・ヴィンチ」コレクションに限定されていることです。 ブランドのコーナーに掲載されているモデルを見ればすぐにわかるように、IWCには699本のメンズウォッチがありますが、レディースウォッチは54本にすぎません。 これにより、IWCはより男性的な側面を持つようになったのです。

ウォッチハウスのIWCブランドコーナー

1936年には、パイロット・コレクション全体の原点となる「スペシャル・パイロット・ウォッチ」を発表し、その後、英国空軍の軍用時計として活躍した「マーク11」など、数々のモデルが進化・発展し、IWCの軍歴にタフネスを添えています。

ザ・マーク11

モダン、マスキュリン、タフ……パイロット・ウォッチといえば、これらのキーワードが思い浮かびます。 もし、各ブランドが代表的な製品をひとつだけ選ぶとしたら、IWCを最もよく表しているのはパイロット・ウォッチだと思うのです。

クラシックを受け入れ、トレンドを取り入れる

新しい41mmのパイロット・ウォッチは、43mmの「リトル・プリンス」スペシャル・エディションの小型版のように見えます。先代モデルのクラシックな外観はほぼそのままに、ケースの厚さを15.4mmから14.5mmに薄くしています。 9時位置のクロノグラフセコンドと6時位置のスモールセコンドが入れ替わった以外は、文字盤上で他の違いを見つけるのは難しく、表で旧モデルと新モデルを見分けるのが手っ取り早い方法でしょう。

パイロット・ウォッチ IW388103

カラーリングは、パイロット・ウォッチ・コレクションのクラシックなディープ・サンバースト・ブルーのダイヤルを継承し、新たにグリーンを追加しています。 近年はグリーンが大ブームで、「どのグリーンも熱い」というのは伝説のようです。 グリーンカラーとパイロット・ウォッチのクラシカルなフォルムの組み合わせは、何を生み出すのでしょうか。

クイックリリースに最適な直径

スチール&レザーストラップ

IWCのクロノグラフは、ペルレジスターが39mm径、ポルトギーゼが41mm径で展開されています。 昔の43mm径の「アクアタイマー」は、アジア人、特に手首の小さい人にはあまり親しみやすいものではありませんでした。 ポルトギーゼ・クロノグラフ」と同じ41mm径になったことで、コレクションを選ぶ際のポイントにならなくなりました。41mm径のゴールドは、新モデルに挑戦して購入する人を増やすことにもつながりますね。

クイックリリースストラップデザイン

これは大きなイノベーションではありませんが、服装に合わせてストラップを付け替えることができるなど、装着性の面では一歩前進しています。

自社製ムーブメントのメジャーバージョンアップ

キャリバー 69385

昨年初め、ポルトギーゼ・コレクションには、ETA 7750ベースのモデルに代わる自社製ムーブメントがすでに搭載されていました。 今回発表された「パイロット・ウォッチ・41mm クロノグラフ」は、コラムホイールで操作するクロノグラフ機能付きキャリバー69385を搭載し、46時間のパワーリザーブを備えています。 キャリバー7750の自動巻きトゥールビヨンが一方向にしか巻けないのに比べ、Cal.69385は両方向に巻けるので、ムーブメントの巻き上げ効率が大幅に向上しています。 この新しいムーブメントは、間違いなく41mmの新作「パイロット・ウォッチ」の大きなセールスポイントです。IWCは、「パイロット・ウォッチ」コレクションに初めて固体ケースバックの代わりに裏蓋ガラスを導入し、偽造防止性能の強化にも貢献しています。 また、公式サイトで確認したところ、41mmの新型パイロット・ウォッチの防水性能が60mから100mにアップしており、ケースバックもアップグレードされただけでなく、わずかに増えていることも、美観と実用性を兼ね備えた見落とされがちなディテールのひとつです。